足痩せの専門家の意見
隠れ肥満を防ぐためには、体重だけでなく、自分の体脂肪率をきちんと把握しておく必要がある。
同じ体脂肪でも、どこに、どのくらい脂肪が貯まるかによって、身体に及ぼす影響は変わってくる。
女性に多く見られる下半身に脂肪がつく「洋ナシ型肥満」は、将来の妊娠や出産に備えるための脂肪で、健康上は何の問題もない。
もうひとつ、男性や更年期以降の女性によく見られる、腹部に過剰に脂肪が蓄積される「リンゴ型肥満」は、肥満が引き起こす病気と密接に関わっている。
リンゴ型肥満の場合、腹部の皮下に脂肪が貯まる皮下脂肪型肥満と、腹部の内蔵に脂肪がつく内臓脂肪型肥満の2種類がある。
見た目ではどちらなのかはっきりした判断はできないが、どちらにしろ、この状態を長年放置しておくと自覚症状のないまま生活習慣病が進行し、死に至ることもある。
ウエストがきつくなったと感じたら、早めに健康診断を受けて、生活習慣病の早期発見に努めるようにしたい。
また、同じリンゴ型肥満でも皮下脂肪につくか内臓につくかで、身体への影響はまったく違ってくる。
内臓に脂肪がつくと内臓の働きが鈍り、正常な機能を果たさなくなることがある。
生活習慣病と密接な関わりをもつ、内臓脂肪型肥満には注意が必要だ。
体脂肪が過剰についた肥満は、常に身体に重い荷物をしょっているのと同じ状態なので、身体に必要以上の負担を強いることになる。
そして、当然その影響は、病気というかたちで身体のあちこちに表れることになる。
肥満によってどういう病気が起こるかというと、動脈硬化体脂肪が多くなりすぎると、脂肪はコレステロールなどになって血液の中に入り込んでいく。
そのため血液中の脂肪量が増える高脂血症になる。
血液の中にある脂肪、中でもコレステロールは、血管壁に沈着する性質があり、それが動脈の弾力性を低下させる。
弾力性のなくなった動脈は、硬く、もろくなり、血管そのものを細くするため、血液の流れが妨げられる。
これが動脈硬化症である。
さらに、動脈硬化が原因となって引き起こされる病気としては、心臓の需要に応じた血液供給ができなくなり、酸欠で痛みを起こす狭心症や、血管が完全に詰まって血液供給が途絶えて起こる心筋梗塞といった心臓病、血管壁が裂けて大出血を起こす大動脈瘤などがある。
血圧とは、血液が流れるとき血管の壁に与える圧力のことである。
体脂肪が過剰になると、増加した体脂肪を養うために心臓から送り出される血液の量が増えることになる。
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